手塚先生のご命日


 本日(2/9)は手塚治虫先生のご命日です。毎年この日にはできるだけ何らかの手塚作品を読むようにしています。今年は、手塚幼年マンガのなかでも特に好きな『ガムガムパンチ』を読んで過ごしました。
 ガムの神様からもらった不思議なガム。それを噛んで膨らますと、頭で思い浮かべた好きなモノになります。夢があって笑いもある、空想的で愉快な作品です。ガムがいろんなモノに自由自在に変身するわけですから、手塚先生のメタモルフォーゼ好きがあふれた作品でもあります。
 
 このぴっかぴかコミックス1巻で読めるお話では「怪獣動物園」がいちばん楽しかったです。動物園の動物たちを不思議なガムで怪獣化していくお話。10本足のキリン、鼻の先にもう一つ顔のあるゾウ、背中のコブが串団子状になったラクダなど、珍妙奇怪な動物たちの姿がストレートにおもしろいのです。
 この話には人間と動物の通訳係として『ジャングル大帝』のレオがゲスト出演しており、それも手塚ファンとして嬉しいところです。