『ブラック・ジャック』「病院ジャック」

 本日(1月26日)付の中日新聞夕刊のコラムが『ブラック・ジャック』の「病院ジャック」を紹介しています。
 この記事を読んで、すぐに「病院ジャック」を読み返しました。


 B・Jが重症の子どもを手術している最中、病院がテロリストに占拠されます。病院じゅうの医者と患者すべてが人質となったのです。テロリストは、どんな事故が起きてもかまわないと病院の電源を破壊。病院は闇に包まれます。そんな悪状況のなか、B・Jは子どもの手術に集中し、無事成功させます。しかし、停電によって重症の入院患者5人が命を落としたのです。
 最後にテロリストたちは捕まります。5人の死者を出した犯人たちにB・Jはこう言うのです。
「簡単に五人も死なせるなんて こっちは…ひとり助けるだけでせいいっぱいなんだ…」


 命を救うことの大変さを身をもって知っているB・Jの言葉だけに重みがあります。そして、人質事件がいま起きている最中なので、真に迫って胸に響きます。