来年は手塚治虫生誕90年!


 
 
 ・「朝日新聞」11月3日付に掲載された全面広告。


 先月あたりから「手塚治虫生誕90周年記念」の出版物が続々と刊行されています。
 
 そのうちの一冊『手塚治虫シェイクスピア漫画館』(実業之日本社、12月8日発売)は、シェイクスピア作品から材を取った手塚マンガを集めたアンソロジーです。元となったシェイクスピア作品の解説なども読めて勉強にもなる一冊です。手塚先生の演劇愛がいっぱい伝わってきます。


 
 『手塚治虫扉絵原画コレクション1950-1970』(玄光社、11月30日発売)も「手塚治虫生誕90周年記念」出版物のひとつです。手塚先生が雑誌で発表した扉絵のうち原画が現存しているものに絞ってセレクトした豪華な資料集かつ画集です。原画の修正跡や傷みなども再現されています。どのページも見惚れるばかり。2月には、これに続く「1971-1989」が発売予定です♪


 
 立東舎文庫『手塚治虫エッセイ集成 ぼくの旅行記』には「手塚治虫生誕90周年記念」のロゴは見当たりませんが、10日前(12月20日)に発売されたばかりなのでここで取り上げます。
 手塚先生が書いた旅に関するエッセイを発表順に編んだ本です。巻末付録のところには『MW』の単行本未収録ページが収録されています。第21話「番外編 スティング2」という回の冒頭と末尾がこれまで単行本未収録だったのです。


 さて、いよいよ来年の11月3日には手塚先生の生誕90年を迎えます。記念すべき節目の年になるわけです。“手塚治虫”で大いに盛り上がりたいですね。
 

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 よいお年を!