手塚グッズコレクターの展覧会へ
愛知県犬山市在住の手塚グッズコレクター・林真司さんが、岐阜県博物館でご自身のコレクションの一部を展示されています。主に虫プロ時代のグッズをセレクトした展覧会です。林さんはこの時代に最も思い入れがあるそうです。
・岐阜県博物館。
私は10/14(土)に行きました。会場に足を踏み入れた瞬間、その数量の膨大さに圧倒されました。
鉄腕アトム、ジャングル大帝、リボンの騎士、W3、ふしぎなメルモ、マグマ大使、悟空の大冒険、ビッグX、ミクロイドS、ワンサくんなどなど、さまざまなキャラクターのいろいろなグッズがたくさん並んでいました。これで全コレクションの一部だというのですから驚嘆です。
展示されたグッズの膨大さがどんな感じなのか、皆様にもちらりと写真で味わっていただきましょう(笑)
・ほかにもまだいろいろなグッズが展示されていました。
そして、この圧倒的な数量以上に、一つ一つの品の魅力がそれぞれに輝いていて、どの展示ケースを覗いてもワクワクしっぱなしでした。ずっと観続けていたかったです。
そんな膨大な数量にのぼる展示グッズのなか、特に私の琴線に触れたグッズにスポットを当ててみます(本当はすべての品が琴線に触れるのですが・笑)。
・メルモちゃんのシール。いろんなキャラ、いろんなポーズがあってかわいいです♪
・開くと飛びだす仕掛け。こういうのって子どものころ大好きでした。今もワクワクします(笑)
・火の鳥ののれん。ただただくぐってみたいです♪
・ふしぎな少年の射撃ゲーム。ふしぎな少年の玩具というのがまず珍しいですし、「時間よとまれ!!」という掛け声がかっこいいです。
・ロップくんゲーム。ロップくんのグッズも珍しいです。連載誌の付録だからこそ、ですね♪
・ガムガムパンチやマグマ大使の弁当箱。
・お菓子のオマケやシールのようなこまごまとしたグッズも好物です。
・トランプ、かるた、えあわせ、めんこなど紙モノゲームがずらり!
・クレパス、鉛筆、パスなど。
この日は、林さんの講演会もありました。
手塚グッズコレクションを始めたきっかけ、コレクションへのこだわり、コレクションをやっていてよかったこと・苦労したこと、コレクションの紹介などなど、林さんの言葉のはしばしから手塚グッズへの愛情がにじんでいました。古いグッズの臭いをかいでうっとりすることもあるとか。当時はカラー印刷にズレが生じたりすることもままあって、その色合いへの愛着も披露されました。
林さんは中学校で美術と技術を教えておられます。美術と技術の教科書にもアトムや火の鳥が載っているんですね!
そして、林さんにとって手塚グッズとは、気持ちが優れないときに頼もしく救ってくれる心の支えのような存在でもあるのだなぁ、と感じました。
講演会の後半は、名古屋在住の鉄腕アトムコレクター・小池信純さんと林さんの対談形式に。
コレクションへの思い、いろんな情報・エピソードとともに、自分が死んだらコレクションをどうするか、好きな手塚作品などなど、手塚愛とコレクター魂あふれるお話を聴けました。好きなことをやり続ける人の生き生きとした精神や、手塚作品を次世代へも伝えていきたいという使命感なども伝わってきました。
・復刻版ブリキアトムの歩行ショー!(笑)
イベント前後の時間帯に、林さん、小池さん、他の手塚マニアの方々と手塚作品についてあれこれフリーに語れたのも楽しかったです。
林さん、皆様、ありがとうございました!
またコレクション展を開いてくださいね♪